出戻ってきました。

商業BL漫画・小説のレビューのようなものを吐き出す場所です

パブリックスクール シリーズ 樋口美佐緒

 

パブリックスクール ―檻の中の王― (キャラ文庫)

パブリックスクール ―檻の中の王― (キャラ文庫)

 
パブリックスクール ―群れを出た小鳥― (キャラ文庫)

パブリックスクール ―群れを出た小鳥― (キャラ文庫)

 

 ブログを書こうと思ったきっかけがこの作品です。

ほんとにほんとに読んでほしい作品です!

執着というか独占欲が強い攻めと健気受けとだけ言ってしまうにはとても勿体ない。

名だたる貴族の子息とその貴族の血を半分もった混血児の愛しているだけでは繋がることのできない様々な形の愛を見る作品でした。

追記にてネタバレ含む感想を。

 

ここからは読んだ方が見ているものとして話していきます。

これを読む前に似た作風のものを読んでいまして、体が身分差といいますか貴族の好きだけではどうにもならない壁を感じる恋愛が読みたくてこの作品に行きつきました。

割と昔はこういった作品がやや苦手だったのですが、昔敬遠していた本を読んでみると自分も変わったんだなあってしみじみ思いました。。。と自分の話はさておき、

 

1巻目を読んでいる途中はなんでエドはこんなに礼のことを退けるのか本当にわからず、ただ礼の健気なシーンに目を奪われました。なんとなくこうなんだろうなという予測で読んでいましたがそれ以上にエドの礼に対しての考えは深く重いものでした。

こういう作風の富と権力をすべて持つ攻めって割と傲慢で無理やり感が強くうまく作品に対して感情移入できなかったのですが、エドのたびたびある礼を思い涙するシーンで何回も心揺さぶられ私も涙しました・・・。

終着点はなんとなく想像できますが、もうそこに行きつくまでに次はどうなってしまうのかとページをめくる速さが止まらずまとめて3冊買っていたのですが、ごはんを食べるのを眠るのを惜しんで読み耽りました。この世界にずっと浸っていたいような気持ちになりました。もう重い話を読むと私まで気分がずーんって深い深い底なし沼に足をとられたかのような感じになって大変です(笑)

1巻で読むのをやめた方はとてももったいない!2巻をぜひ読んでください。礼が少しずつ変わっていきそれに対してエドの感情を露にするのはとても読んでて萌えました。やっぱり好きなんじゃねえか!!って。でもエドが背負ってるものはあまりにも重すぎてそれがゆえに簡単に好きだなんて言えないんですよね。もどかしいんです読んでてとても。あっさりと二人は離れ離れになり、8年後の再開シーンでまた涙が・・・。この時すごく二人の感情にすーっと馴染めて、やっと会いに来れたんだね。。来てくれたんだよ・・って。礼に愛すると言えるよう一人前になったエドは本当にかっこよくて、けどその離れていたお互いの8年を考えると胸が詰まりそうになりますね。

そして礼を支えてくれていたギルやオーランド、ジョナスみんないい子たちで最後に学園で過ごした半年間はかけがえのないものだっただろうなと。彼らがいなかったら今の二人はいないかもしれませんよね。

血統に縛られすでに人生を決められていたエドの抱えているものは計り知れなくて、そんなエドが唯一持っていない愛を礼は愛しかもっていない。そんな正反対の2人が一緒になろうとするラストは本当に良かったです。自分には礼しかいなくて礼がいない世界は生きている意味がない、自分を受け入れてくれと懇願するエド。そしてすべてを理解して彼を愛すること受ける苦しみもすべてを受け入れる礼に涙が止まりませんでした。

あまり直接的にイチャイチャするシーンは少ないのですが、話まるごとを楽しめてその少ないイチャイチャシーンを楽しめる人には向いていると思います。

平凡に過ごしている私には壮大な話でしたが、いろいろと考えさせられるものがあったように感じます。とても面白かったです。

 

 

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